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【薬剤師が味見してみた】ペレックス配合顆粒は飲みやすいのか?
秋のアレルギーで鼻水がとまらないやくちちです。
鼻水が喉の方に垂れて口の中も微妙に不調ですが
今日も味見をしてみたいと思います。
今回味見を行うのは大鵬薬品工業のペレックス配合顆粒です。
ペレックス配合顆粒とPL配合顆粒は似ている?
ペレックス配合顆粒に似たお薬として塩野義製薬のPL配合顆粒があります。
どちらも『感冒』に使われるお薬ですね。
今までそれほど両者の違いを意識したことがありませんでしたが
改めて添付文書の成分を見てみました。
成分 | ペレックス顆粒 | PL顆粒 |
---|---|---|
サリチルアミド | 270mg | 270mg |
アセトアミノフェン | 150mg | 150mg |
無水カフェイン | 30mmg | 60mg |
クロルフェニラミンマレイン酸塩 | 3mg | ー |
プロメタジンメチレンジサリチル酸塩 | ー | 13.5mg |
有効成分の違いは以下の2点
- 無水カフェインの量が違う(ペレックスは30mg、PLは60mg)
- 抗ヒスタミンはペレックスはクロルフェニラミンマレイン酸塩なのに対して
PLはプロメタジンメチレンジサリチル酸塩
実はPL顆粒を味見した記事は無いのですが
ジェネリックのトーワチーム顆粒の味見は過去記事にありますので
良かった見てみてね~
ここが違うペレックスとPL顆粒
成分的な違いはあるものの、添付文書を見て気が付きました・・・
ペレックス配合顆粒の効能効果
感冒もしくは上気道炎に伴う下記症状の改善及び緩和
鼻汁、鼻閉、咽・喉頭痛、咳、痰、頭痛、関節痛、筋肉痛、発熱
PL配合顆粒の効能効果
感冒若しくは上気道炎に伴う下記症状の改善及び緩和
鼻汁,鼻閉,咽・喉頭痛,頭痛,関節痛,筋肉痛,発熱
どういうわけかペレックス配合顆粒には『咳』と『痰』の記載もあるんですよね~
成分てきにはそれほど違いを感じませんが
古くから使われているお薬だから、承認を得た時の申請の違いなのかな?
実際に味見してみた
さぁ実際に味見をしてみましょう。
↑(ペレックス配合顆粒の製剤写真)
↑(PL配合顆粒の製剤写真)
見た目は普通の顆粒で包装から取り出してしまうとPL顆粒と見分けるのは難しそうです。
口の中に含むと・・・
最初は甘みを感じます。
(多分、精製白糖の甘み)
確か、PL顆粒は苦かったけど、ペレックスは平気かな~と思って味わっていると
徐々に感じる苦味・・・
やっぱり、これはアセトアミノフェンの味なのかな?
苦いと言うものの、先日味見をした『アリナミンF糖衣錠』の強烈なインパクトのお陰で
「このレベルなら苦いけど問題なし」という印章を受けました。
PLでもポララミンでも眠気の出ないやくちちの体に感謝です。
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味見ページのまとめ
味見のまとめページを作ってみたのでよかったら見てね~
処方頻度で言えば圧倒的にPL顆粒が多いです