薬局経営は儲かるのか?




当ブログで味見に使用している医薬品はメーカーからの製剤見本や自身に処方された又は購入した医薬品を使用しています。

また、医薬品を適正に使用するために医師・薬剤師の指示は必ず守ってください

以上の注意を守らずに使用して、健康に被害が発生した場合は、当ブログは一切責任を負えません。その際、治療が必要となった場合でも使用者の責任となりますので、使用方法には十分にご注意ください。

 

薬局経営は儲かるのか?

結論から言えば、薬剤師さんが自分で開業して夫婦で勤務するなど家族で経営できれば
それなりに薬局経営は儲かると思います。

医療業界と全く接点のない非薬剤師さんが借金をして新規で始めるのは厳しいと思います。
(それくらいいい案件は残っていない)

軌道に乗ればベンツやらBMWやらレクサスぐらいには乗れます。
(通常の自営業者と大差ないレベル?)

(C180 アバンギャルドなら新車で486万円(税込み)なので、アルファードやヴェルファイア等の大型ミニバンを買うと思えば買える)

ただ、薬局経営にはメリット・デメリットあります

薬局経営のメリット

  • ほかの業種より安定して売掛金を回収できる(社保や支払基金に正しく請求すればお金がもらえる)
  • 医療業界は景気に左右されにくい
  • 株式会社でも経営可能(医院・病院などは株式会社での運営ができない)
  • 小さい薬局でも社長兼薬剤師&事務員も家族なら結構おいしい
  • 薬剤師のパートで働くなら他業種に比べて時給もまだまだ良いしおススメ
  • 経営が厳しい薬局が売りに出されることが今後増えてくる(やり手の経営者には朗報?)
  • まだまだアナログな部分が多いので、改善の余地は大きくあり(薬局のカルテが未だに紙のところもあります)

薬局経営のデメリット

  • 国の方針に大きく影響され、自分の努力だけではどうにもならない部分も大きい
  • 2年に1度の診療報酬改定の度に厳しい点数制度になる
  • 薬価改定が2年に1度から毎年になる可能性があり、薬価差益は雀の涙ほど
  • 昔ほど大きくは儲からない。小さい薬局は生き残ることすら困難。
  • 立地・医療機関との関係の良し悪しが大切
  • ある程度規模が大きくなると薬剤師に振り回される(人件費と人手不足)&薬代の支払いが厳しい
  • 薬剤師1人あたり40人しか調剤していけないという縛りがあるので、大きく儲けるにはチェーン店化する必要があるが医薬分業もすでに頭打ちになっており、いい案件はなかなか残っていない
  • システムの料金が高い(レセコンや分包に使う機械は車ぐらいの値段がします)

北海道でも東京でも沖縄でも、全国どこでも1点=10円
同じ点数表に基づいて医療を行うので都会は家賃が高い分、人は集めやすかったり
逆に田舎では家賃が安いけど、人が足りなくて高い給料や時給を払わないといけなかったりで
バランスが取れている部分もあります。

ただ、医療費が高騰しているという現状を考えれば、儲けの部分は年々圧縮されていくと考えられます。

良くも悪くも人です。
薬局・薬剤師の価値を上手にアピールできるスタッフがいれば厳しい中生き残れます。

柱になる管理薬剤師、その柱を上手に支えるスタッフがいれば処方箋枚数前年比+10%ぐらいは可能だと思います。

本当に良くも悪くも人です

面白かったらシェアしてね!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

ABOUTこの記事をかいた人

薬局に勤める平凡な薬剤師です。 大学を卒業してから14年間、町の調剤薬局で日々患者さんと触れ合ってきました。 コミュニケーションがうまく取れず怒られることも多かったですが、 最近では「感じがいいからこっちに来た」という有り難いお言葉を頂くまでに成長。 日々、地域の方の健康のお助けをしています。 そして4歳と2歳の父でもあります。