2016年4月の診療報酬改定でかかりつけ薬剤師制度がスタートしました。
厚生労働省としては、患者さんの全受診医療機関と薬・OTC及び残薬を把握することで
必要に応じて疑義照会を行って、薬を減らし医療費を削減してほしいために新設された点数だと私は思っています。
数字は適当ですが、医療費を1000億円減らせるだろうから、そのうち200億円を薬局(薬剤師)の頑張りを評価する点数にしましょうっていう考え方です。
半年余りが経過しましたが、実際のかかりつけ薬剤師さんはでどこまでやっているんだろう?
かかりつけ薬剤師さんを活用している患者さんはどれだけいるんだろう???
私は、かかりつけ薬剤師に必要な要件のうち、勤務年数や1週間の勤務時間、認定薬剤師はクリアしているのですが、どうにも地域貢献だけが出来ない。
4月の時点で「研修会に参加したという地域貢献」で厚生局に届け出を出したものの不受理になってからそのままです。
併用薬の確認も残薬の調整も極力やっているんだけどなぁ~
ほぼ一人薬剤師だと、地域での活動って厳しくないですか?
毎日9時(9時半の時もあり)~20時まで勤務して、休みは土曜の午後と日曜・祝日。たまに、木曜が休みのことがある程度。
週の勤務時間が40時間に全く収まらない現状です。
少ない休みをつぶして地域貢献するなら子供と過ごす時間の方が大切なような気がしてならないです。
次回以降の改定でかかりつけ薬剤師がいる薬局とそうでない薬局で点数が大きく変わるようであればまた考えないといけないですが、併用薬の把握や残薬の調整・管理等やることをきちんとやっていれば現状では点数は取れなくてもいいのかな?って思っています。
制度をよく理解していな患者さんから適当な説明をして同意書取って、毎回点数を算定していると、そのうち個別指導なりTVで叩かれますよ。
私はこんな薬剤師ですが患者さんにはある程度評価されているようで、
管理薬剤師になった翌年は1か月の平均枚数1380枚、翌年は1505枚、今年は先月までで1570枚と毎年順調に増えています。
うちはこれでいいや~って気分です。
在宅の実績もないので、基準調剤も取れなくなったし、夜間や休みの日は精神的に楽になりました。(以前は個人携帯に休みの日は電話が転送されてました)