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セイブルの後発品が2017年6月に薬価収載になります。今回は沢井製薬と東和薬品の2社のみの発売です。【2017年6月収載】
2017年6月に薬価収載予定のジェネリック医薬品
今回はセイブルのジェネリックであるミグリトールについてまとめてみました。
どの薬局でもセイブルって細々と処方されているイメージがあると思うのですが
なかなかメーカーさんも積極的にPRしている様子はないですね。
ミカルディスとかキプレス・シングレアは飽きるくらいPRされてます。
現在販売されているαーGIは3成分
2017年現在、販売されているα-グルコシダーゼ阻害薬(αーGI)はセイブルを含めて3成分です。
- グルコバイ錠・OD錠(成分名:アカルボース)50mg・100mg
- ベイスン錠・OD錠(成分名:ボグリボース)0.2mg・0.3mg
- セイブル錠・OD錠(成分名:ミグリトール)25mg・50mg・75mg
グルコバイとベイスンは既にジェネリックが発売されており
セイブルは今回が初のジェネリック収載になります。
セイブルは3規格(25mg・50mg・75mg)・2剤形(普通錠・OD錠)の組み合わせ
合計6種類が販売されています。
薬価は先発品の半額以下
薬価は以下の通り
- セイブル25mg:30円
- セイブル50mg:52.4円
- セイブル75mg:73.3円
決まった薬価は以下の通りです
ミグリトール錠・OD錠共に
- 25mg:11.90円
- 50mg:21.10円
- 75mg:26.70円
です。
後発品は2社のみの発売
現時点で6月に発売予定なのは沢井製薬と東和薬品の2社のみです。
使用量の割には発売メーカーが少ない印象です。
沢井製薬はミグリトールOD錠「サワイ」
沢井製薬はOD錠でミグリトールOD錠○○mg「サワイ」です。
それぞれ先発品を連想させる色(25mg:黄色、50mg:黄緑、75mg:紫)を採用しています。
刻印は通常の刻印で、全ての規格に割線(添付文書上も割線)が入っています。
(先発のOD錠には割線はなし)
包装は全ての規格でPTP100Tのみです。
製剤見本を頂いていないので味見はしていませんが、芳香は無し、味はわずかに甘いそうです。
→製剤見本を頂いたので後日味見しました。
先発品のセイブルOD錠はもろくて一包化に適していなかったようですが
ミグリトールOD錠「サワイ」は硬度もあるので一包化もできるようです。
東和薬品はミグリトール錠「トーワ」
一方の東和薬品は普通錠を発売予定でミグリトール錠○○mg「トーワ」になります。
錠剤に印字がしてあり、全て添付文書上の割線つきで半分に割っても何のお薬なのか分かる印字になっています。
包装はウイークリーシート(21錠)や先発品にはないバラ包装(50mgのみ)があったりと
かなり包装が豊富なのも東和薬品の特徴!
- ミグリトール錠25mg「トーワ」:100錠、500錠(PTP)210錠(21錠×10:PTP)
- ミグリトール錠50mg「トーワ」:100錠、500錠(PTP)210錠(21錠×10:PTP)
1050錠(21錠×50:PTP)300錠(バラ) - ミグリトール錠75mg「トーワ」:100錠、500錠(PTP)210錠(21錠×10:PTP)
シートの印象は沢井製薬同様に先発品をイメージさせる色使いとなっています。
OD錠の必要がなければ東和の方がいいのかな?っていう印象を受けます。
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