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【薬剤師が味見してみた】ロスバスタチンOD錠「サワイ」の味ってどうなの?
いきなり沢井製薬のMRさんが登場して雑談しつつ
『ロスバスタチンOD錠の味ってどうなの〜?』 って聞いたら
カバンから製剤見本が登場。
12月8日に発売予定なんだから、もっと早くOD錠の製剤見本を持ってこなくちゃ〜〜
というわけで今日は急遽、沢井製薬のロスバスタチンOD錠の味見記事になります。
沢井製薬の『ロスバスタチン』の特徴その1
先発品と適応症が一致している。
2017年12月6日時点で先発品の適応は以下の2つ
- 高コレステロール血症
- 家族性高コレステロール血症
多くは1番目の『高コレステロール血症』かと思います。
AGである「DESP」と「サワイ」「ファイザー」の3社しかないのです。
一致しているメーカーさん以外は結構苦労しているようです。
沢井製薬の『ロスバスタチン』の特徴その2
OD錠2.5mgには割線がある
こちらは添付文書上の割線なので自家製剤の対象になりますね。
何より、割線があると半錠で調剤する時に割やすくて助かります。
今回、発売のメーカーの中で割線が入っているのは
『サワイ』と『MEEK(小林化工)』の2社のみです。
※沢井はOD錠2.5mgのみ割線、MEEKはOD錠2.5mg、5mg両規格とも割線です。
実際に味見してみた
ロスバスタチンOD錠といえば『原薬が苦い』というのがポイントで
苦味をどうやって軽減するか?が味付けの腕の見せ所になります。
苦味を無視して直球勝負のメーカーもあれば
グレープフルーツの風味をつけて苦味をマスキングするメーカーなど
各社工夫を凝らしているのが感じられて味見をしていた面白いな〜と感じます。
沢井のロスバスタチンOD錠を口の中に含むと『メンソールの味』が広がります。
原薬に苦味のある薬でよく用いられる手法ですね。
メンソールの清涼感と甘味料でマスキングするパターンです。
た・だ・し!!
沢井製薬のは苦味がそれほど感じられないんですよ〜
今まで味見をしたメーカーの中では一番苦味が少ないかもしれません。
MRさんも、苦味は少ないですよ〜と言っていましたが、確かにその通りです。
添加物(添付文書より)
何か苦味が少ないと感じるような添加物が含まれているんじゃないか?と
添付文書をチェックしてみました。
- アミノアルキルメタクリレートコポリマーE
- エチルセルロース
- クロスポビドン
- 軽質無水ケイ酸
- 酸化チタン
- 三二酸化鉄
- スクラロース
- ステアリン酸Mg
- 炭酸水素Na
- トウモロコシデンプン
- ヒドロキシプロピルセルロース
- ヒプロメロース
- D-マンニトール
- L-メントール
D-マンニトールと他の添加物の配合比率とか色々と試行錯誤して
苦味が少ないロスバスタチンOD錠を作り上げたのかな?
今までに味見したロスバスタチンOD錠たち
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