リクラスト点滴静注液5mg(ゾレドロン酸水和物)




年に1回のBP注射剤 ついに承認へ!

リクラスト点滴静注液5mg(ゾレドロン酸水和物)が9月7日に行われた
薬事・食品衛生審議会 医薬品第一部会にて新規承認の審議が行われました。
旭化成ファーマが申請しています。

ゾレドロン酸ということで、既に「悪性腫瘍による高カルシウム血症」や「多発性骨髄腫による骨病変及び固形癌骨転移による骨病変」に用いられるゾメタ点滴静注4mg/5mLが既にあります。
ゾメタと濃度も違いますが一番の違いは骨粗しょう症に1年に1回点滴すればいいというお薬(ビスホスホネート剤)な点。

既に世界115ヵ国以上で承認されています(2016年6月時点)

作用機序はこんな感じ(メーカーHPより)

ビスホスホネート剤(BP剤)は内服ではデイリー、ウィークリー、マンスリーが、
注射では、ウィークリーのボナロンとマンスリーのボンビバがありますが
今度のは1年に1回か・・・

用法としては成人には1年に1回ゾレドロン酸として5mgを15分以上かけて点滴静脈内投与するとなっています。

1年に1回の注射とか忘れない???
しっかりと理解できる人にしか使いづらいんですかね~

国内の骨粗鬆症の患者さんは2015年、推定で1280万人いるそうですが
治療を受けているのはほんの一部だと思われます。
特に、BP剤の内服は起床時に服用し30分間(ボンビバは1時間)体を起こしていないといけない、さらに水以外の飲食もNGという
なかなか面倒な薬だったり、はたまた、SERM(エビスタやビビアント)のように深部静脈血栓症のリスクのある薬だったりと
非常に継続率が悪い疾患の一つだと思います。 特に、骨折しなければ自覚症状もないですし・・・

ですが、特に閉経後の女性はホルモンも影響で骨粗鬆症が進行していきます。
年に1回なら注射を受ける気になってくれればいいのかな?って思います。現在の薬よりもQOLは格段に上昇するはず。

me161118

気になった点としては
BP剤1年分って薬価がどうなるんだろう???
月1のボンビバのシリンジは1本5000円ほどなので、12か月分だと6万。
恐らくそれに近いぐらいの金額になりそうな気がします。
ただ、1年に1回の注射を忘れないようにするためにメーカーさんはお知らせのはがきとかやるのかな?
そして、BP剤は5年ほどで骨が固くなりすぎてしまうために一度お休みするのですが、これも5回打ったらお休みなのかな?
受診回数が減ってしまうのは病院の経営に影響がありそうな予感もします。

・・・と思ったら11月18日に薬価収載されましたね。 39485.00円とのことです。

まぁまぁ安い?
発売は11月25日予定だそうです。

あとは、
年1回だと患者さんが忘れないか?
どの月に打つのがいいのか?
ってことですかね~

やっぱり、誕生日の月???もしくは正月の初もうでの会場とかで、15分間点滴してもらうか~

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ABOUTこの記事をかいた人

薬局に勤める平凡な薬剤師です。 大学を卒業してから12年間、町の調剤薬局で日々患者さんと触れ合ってきました。 コミュニケーションがうまく取れず怒られることも多かったですが、 最近では「感じがいいからこっちに来た」という有り難いお言葉を頂くまでに成長。 日々、地域の方の健康のお助けをしています。 そして2歳と1歳の父でもあります。