ヒルドイドローションって先発希望が多くない?そんな患者さんに提案を




ヒルドイドローションって先発希望が多くない?そんな患者さんに提案を

今回はヒルドイドローションのジェネリック医薬品について
面白い製品を紹介したいと思います。

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ヒルドイドローションって先発品を選ぶ患者さんが多い!?

ヒルドイドローションって先発品を選ぶ方が多くないですか?

芸能人のブログに「美肌にヒルドイドが良い」とか書かれたりしたこともあって
先発品の『ヒルドイド』という製品の知名度はそれなりに高いと思います。

また後発品を扱っている薬局は日医工などのビーソフテンローションが多いような気がします。

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採用している薬局さんならわかると思いますが
ビーソフテンローションってさらっとした透明なローションなんですよね。

一方の先発品は白い乳液タイプのローション

乳液タイプの方が保湿できて皮膚がしっとりとするから先発を希望するとか
逆に保湿しすぎてベタベタするので、後発品を希望するとか・・・

成分は両方とも『ヘパリン類似物質』なんですが、使用感が大きく異なるので
実際に後発品を使ってみて、「やっぱり先発のヒルドイドローションの方がいいです」とおっしゃる方も多いのではないでしょうか?

やくちち
やくちちの知っている患者さんで、夏場はさらっとしたビーソフテンLoで乾燥する秋口からは先発品を希望という方がいらっしゃいました。

ヒルドイドローションとその後発品

2018年8月時点でのヒルドイドローションとその後発品をまとめてみました。

  • ヒルドイドローション0.3% :先発:22.2(薬価)
  • ビーソフテンローション0.3% :後発:8(薬価)
  • ヘパリン類似物質ローション0.3%「YD」 :後発: 8(薬価) 
  • ヘパリン類似物質ローション0.3%「ラクール」 後発 :5.3 (薬価)
  • ヘパリン類似物質ローション0.3%「ニットー」後発 :5.3 (薬価)
  • ヘパリン類似物質ローション0.3%「ニプロ」 後発 :5.3 (薬価)

後発の薬価は8円と5.3円の2つの価格があるみたいですね。

正直なところ、外用薬は基剤などの違いが使用感の違いをうむので
実際に製剤見本を取り寄せて比較したいところですね〜

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他のメーカーよりも優れたジェネリックを採用したいところですよね!

ヘパリン類似物質ローション0.3%「ラクール」って知っていますか?

先ほどの一覧にも登場したヘパリン類似物質ローション0.3%「ラクール」って知っていますか?

ラクールは湿布をはじめ外用薬のジェネリックを作っているメーカーで
ヒルドイドLoのジェネリック医薬品も作っています。

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そして、このラクールのヘパリン類似物質ローションは
ジェネリックの中で唯一乳液タイプの製品なんです。

実際に手に取ってみると、先発品のヒルドイドLoよりも少し硬さのあるローション
手に乗せた状態で手のひらを立てても、すぐには垂れてこないぐらいの製品です。

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硬さでいうと
(柔らかい)ビーソフテンLo<ヒルドイドLoヘパリン類似物質「ラクール」<ヒルドイドソフト軟膏(硬い)
という感じです。

やくちち
個人的に使っていますが、しっかりと保湿してくれるので、満足しています

また、薬価も1gあたり5.3円なので安いのも嬉しいですね。

1本(25g)あたりの薬価

  • 先発品:ヒルドイドLo:25g×22.2=555円/本
  • 後発品:ヘパリンLo「ラクール」:25×5.3=132.5円/本

乳液タイプで安いとなれば選ぶ患者さんが出てくるのではないでしょうか?

とりあえず1度試しに使ってもらいたいです

こうしたらもっと売れるであろう、ヘパリンLo「ラクール」

『乳液タイプ』で『薬価が安い』というのはお分りいただけたと思いますが
2点だけ改善したらもっと売れるだろうな〜と思うポイントがあったので紹介します。

改善ポイント1:特有のにおいがする

ヘパリンLo「ラクール」には添加物『チモール』という物質が含まれいてます。
チモールでピン!ときた方もいるかもしれないですが、このチモールは特有のにおいがするんです。
薬臭いというか独特の匂い。

包装変更前のヒルドイドクリーム(金属チューブ)に含まれていた添加物がこのチモールで
2017年に改良されチモールが含まれなくなったのを記憶している人もいるかもしれません。
あの、ヒルドイドクリームの匂いがヘパリンLo「ラクール」にはあります。

特に、顔に塗布した場合にはその匂いが気になるという方が出てきそうなのが改善してほしいポイント1です。

改善ポイント2:なぜかチューブ

先ほど、製剤の写真を載せましたが、ポリのチューブに入っているんです。

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色合いは先発品を意識したピンクなんですが、先発品のボトルとは見た目が大きく異なります
むしろヒルドイドソフト軟膏みたいな印象を受けます。

患者さんに見せると「これローションなんですか?」って聞かれそうなパッケージじゃないですか?

先発品同様にプラスチックのボトルにしてくれると違和感がなくてより使いやすいと思うのが2点目の改善ポイントです。

ラクールのヘパリンLoは他社との差別化できた製品だと個人的には思います。
もう少し改善したら爆発的に売れそうな気もするので今回、記事にさせていただきました。

メーカーにお願いすると製剤見本とかもらえるのかな???
興味のある方は問い合わせてみてはいかがでしょうか?

ヒルドイドクリームの製剤が変更になる記事もよかったら読んでみてね〜

ヒルドイドクリーム0.3%が改善されるって?

2017.09.28

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ABOUTこの記事をかいた人

薬局に勤める平凡な薬剤師です。 大学を卒業してから12年間、町の調剤薬局で日々患者さんと触れ合ってきました。 コミュニケーションがうまく取れず怒られることも多かったですが、 最近では「感じがいいからこっちに来た」という有り難いお言葉を頂くまでに成長。 日々、地域の方の健康のお助けをしています。 そして2歳と1歳の父でもあります。