日経新聞(2016年9月19日)より
自治医大発のバイオベンチャーの遺伝子治療研究所がアメリカのバイオ企業アジリス・バイオセラピューティックと共同で遺伝子治療に用いる薬の製造会社を設立しました。
アジリスGTRIジャパンという会社で、薬となる遺伝子を患者さんの体内の細胞に導入する運び屋(ベクター)を製造するそうで、ベクターには病気を起こさないウイルスを用いるとのこと。
患者さんにベクターを投与すると目的の細胞に感染し、ベクターに組み込まれていた遺伝子を放出、遺伝子が薬となるたんぱく質を細胞内で作るようになる。
つまり、体の細胞内で薬を自分で作るように、その設計図(遺伝子)を外から与えてあげる、そんな薬って夢がありますよね。話自体はイメージできるんですが、実際にそれが薬になって病気を治すっていうのまではまだイメージできないです。
でも、これで救われる人が少しでもいるといいな・・・
遺伝子治療研究所と自治医大・東京大学は共同でパーキンソン病等に対する遺伝子治療の臨床研究も進めているそうです。
こういった研究が日本が世界で活躍できる分野の1つだと私は思っています。
がんばれ日本!