共和薬品(アメル)って役に立つ情報をウェブサイトに載せているんです。




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共和薬品(アメル)って役に立つ情報をウェブサイトに載せているんです。

アメル」の屋号でお馴染みの『共和薬品工業株式会社
精神科・神経内科領域の製品に強いジェネリック医薬品メーカーです。

2016年6月時点での数字ですが販売品目は145成分341品目
そのうち49%とほぼ半数が中枢神経系用薬となっています。
(循環器用薬が17%、消化器用薬が7%)

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(共和薬品工業ウェブサイトより)

そんな共和薬品のウェブサイトで思わぬ情報が掲載されていたので紹介します。

在宅患者さんの家族から時々聞かれませんか?

特に在宅患者さんの家族などから
この薬って簡易懸濁できますか?』って聞かれることありませんか?

『多分大丈夫だろうけど、どうなのかな〜?』ってやくちちもよく調べていました。

そんな質問に答えてくれる情報が製薬メーカー(共和薬品)のウェブサイトにありました。
こんな感じで簡易懸濁の適否が記載されています。
(例:ロキソプロフェンNa錠60mg「アメル」)

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そのメーカーの製品とは言え、これを見ればメーカーに問い合わせることなく簡易懸濁ができるか分かるね♪

こういう情報は地味だけど有難い!

他のメーカーについても調べてみた

こんな情報が載っているのか!共和薬品すげぇぇ!』と思っていたら
他のジェネリックメーカーでもウェブサイトに
情報が掲載されているところがありましたので
有名ジェネリックメーカーのウェブサイトに『簡易懸濁の可否の情報』が記載されているか調べてみました。

やくちち
もしかして添付文書と同じレベルでどのメーカーも必須で公開している情報なのか!?と少し焦りました。
メーカー名ウェブサイトでの情報の有無記載項目
日医工経管投与試験
沢井製薬経管投与試験
東和薬品×
武田テバファーマ×
MeijiSeikaファルマ×
日本化薬×
日本ケミファ×
ニプロ簡易懸濁法試験
陽進堂×
共和薬品工業簡易懸濁法
小林化工ウェブサイトの右側に
あり
高田製薬×
キョーリンリメディオ×

表を見ての通り情報を載せているところもあれば、そうでないところもあるって感じですね。

メーカーによってはウェブでは公開していないものの問い合わせるとDIの方が個別に教えてくれるメーカーもあるようです。

製薬メーカー以外でも国立病院機構 東京医療センターの薬剤課
簡易懸濁法データベース』なるものを公開してくれています。

小林化工はウェブサイトの右側に
簡易懸濁試験結果というpdfが公開してあります。
一覧表に記載が抜けていたので修正いたしました。

簡易懸濁の書籍の紹介

現在勤務している薬局では人員の関係で『在宅』をやっておらず
簡易懸濁についての質問を受ける機会は少ないですが
以前勤務していた薬局では在宅をやっていたので患者さんの家族から時々
簡易懸濁に関する質問をされることもありました。

その時に参考した書籍や簡易懸濁に関する書籍をいくつか紹介します。

内服薬 経管投与ハンドブック 第3版(じほう)

簡易懸濁法マニュアル(じほう)

もっと知りたい!簡易懸濁法Q&A―経管投与の新しい手技(じほう)

うん・・・『じほう』の書籍ばっかりだ。

やくちち
製薬メーカーのウェブサイトをみていると思いがけない発見がありますね。
こういった情報も上手に役立てて患者さんに喜ばれたいな〜とおもうやくちちでした。

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薬局に勤める平凡な薬剤師です。 大学を卒業してから14年間、町の調剤薬局で日々患者さんと触れ合ってきました。 コミュニケーションがうまく取れず怒られることも多かったですが、 最近では「感じがいいからこっちに来た」という有り難いお言葉を頂くまでに成長。 日々、地域の方の健康のお助けをしています。 そして4歳と2歳の父でもあります。