【薬剤師が味見してみた】古くから使われているけどポララミンドライシロップって何味なんだろう???




当ブログで味見に使用している医薬品はメーカーからの製剤見本や自身に処方された又は購入した医薬品を使用しています。

また、医薬品を適正に使用するために医師・薬剤師の指示は必ず守ってください

以上の注意を守らずに使用して、健康に被害が発生した場合は、当ブログは一切責任を負えません。その際、治療が必要となった場合でも使用者の責任となりますので、使用方法には十分にご注意ください。

 

【薬剤師が味見してみた】古くから使われているけど
ポララミンドライシロップって何味なんだろう???

今回の味見はポララミンドライシロップ2%です。

現在は美味しい小児用の散剤(ジェネリック)で有名な高田製薬が販売(2014年~)していますが
元々はMSD株式会社の前身のシェリング・プラウ発売当時はエッセクス日本株式会社)が販売していました。

ポララミン錠は1959年発売開始、ドライシロップは1989年発売と長い歴史のあるお薬です。

第一世代の抗ヒスタミン剤ということで、ポララミンドライシロップの処方頻度は大分減りましたが
それでも、年に1~2回は処方されるお薬です。

やくちち
錠剤は薬価が安いのでやくちちの常備薬です

ポララミンには5種類ある

ポララミンには錠剤・シロップ・注射が各1種類と散剤2種類の5製剤が販売されています。

ポララミン錠2mg

ポララミンドライシロップ0.2%(今回味見しました)

ポララミンシロップ0.04%

ポララミン散1%

ポララミン注5mg

ポララミン散と注射は見たことがないですね~

包装は箱で買ったら最後、使い切れない鬼畜包装

ポララミンドライシロップは古いお薬だけあって、薬価は5.7円/gと非常に安く、包装は大きいですね。
バラ500g1g×1200包の2種類のみ(分包品はうちのメディセオ分割の対応あり)
もう少し薬価を引き上げてもいいから100g包装とか発売して欲しい。

箱で買ったら最後、使い切る前に大量に廃棄になりそうなお薬だと思います。
(ペリアクチン散とかカロナールシロップ同様になかなか1箱使い切れないお薬です)

もちろん、処方頻度が低いので分割(1g×4包)で購入した分包品を在庫しています

インタビューフォームによると有効成分は白色の結晶性の粉末で、においはなく味は苦いらしく
添加物によって色がついているようです。

添加物(添付文書より)

添加物はいたってシンプル。

  • D-マンニトール
  • 精製白糖
  • 香料
  • 黄色 5 号

甘味のD-マンニトール・精製白糖、あとは香料と色素ですね。

実際に味わってみた

味見

甘み95%、苦味5%って感じ。

口に入れた一瞬だけ甘みとちょっと苦味を感じるけれど、その後は甘みを感じて苦味はそれほどでもないです。
長く味わっていると多少の苦味は感じるけど殆ど問題無いレベル。

普通に甘くて美味しい味です

古くから販売されているお薬だけど、思ったよりも美味しくて飲みやすいと感じました。
(水無しでの服用もいける・・・)

実はやくちちも愛用しています

薬価が非常に安いのでポララミン錠はやくちちも自宅に常備してあり、鼻水が出た時にとりあえず飲んでいます。
有り難いことに眠気も全くでないのでガブガブ・・・

スポンサードリンク


味見ページのまとめ

味見のまとめページを作ってみたのでよかったら見てね~

ABOUTこの記事をかいた人

薬局に勤める平凡な薬剤師です。 大学を卒業してから14年間、町の調剤薬局で日々患者さんと触れ合ってきました。 コミュニケーションがうまく取れず怒られることも多かったですが、 最近では「感じがいいからこっちに来た」という有り難いお言葉を頂くまでに成長。 日々、地域の方の健康のお助けをしています。 そして4歳と2歳の父でもあります。