受動喫煙と肺がんとの因果関係は科学的証拠十分 厚労省




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先日、9月2日に厚生労働省が喫煙と健康 喫煙の健康影響に関する検討会報告書をまとめ、発表しました。

資料自体は600ページあるらしく、到底読む気になれません。
1~17ページに概要っぽいことが書いてあったので、そこだけ読んでみました。

個人的にはA4の用紙1枚程度にまとめていただくと非常に助かるな~と思ったので、簡単にまとめてみます。

喫煙には負の影響正の影響、双方の観点があります。
負の影響は癌や呼吸器・循環器関係の疾患、糖尿病、歯周病等の医療費支出の他に
施設環境面への影響や介護・生産性損失なども含んでいます。

その損失は4.3兆円と試算されています。

正の影響としては、たばこそのものの売り上げに加えて、他産業にもたらす間接的な影響もあるけれど
他の産業に比べると間接的な影響はそれほど影響はないらしい。
2.8兆円の正の影響があると試算されています。
つまり、それぞれの影響を考慮すると経済面では1.5兆円のマイナスとなるわけです。

経済的理由だけでなく、喫煙率の低下により、喫煙対策を推進したほうが良いとする世論も高まっていて、
神奈川県などでは飲食店では禁煙又は分煙など、受動喫煙対策の強化が行われています。
「喫煙者辛いわ~~」って声をよく聞きます。

また、喫煙と疾患の関連性でも、以下のように科学的根拠があるのか無いのか分析されています。

レベル 1:科学的証拠は,因果関係を推定するのに十分である
レベル 2:科学的証拠は,因果関係を示唆しているが十分ではない
レベル 3:科学的証拠は,因果関係の有無を推定するのに不十分である
レベル 4:科学的証拠は,因果関係がないことを示唆している

本人への影響でレベル1と判断されたのは
癌の中では肺,口腔・咽頭,喉頭,鼻腔・副鼻腔,食道,胃,肝,膵,膀胱,および子宮頸部のがんはレベル1
COPD,呼吸機能低下および結核死亡・2 型糖尿病の発症
歯周病・虚血性心疾患、脳卒中・腹部大動脈瘤、末梢性の動脈硬化との関連もレベル1

もちろん、受動喫煙での影響も認められていますし、妊婦さんへの影響もあります。

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それでも、たばこを吸い続けますか???
って感じでしょうか。

意外なことに、たばこって国産が6割で輸入が4割らしいです。
さらに、タスポ導入の影響で売り上げの3分の2はコンビニで売れているらしく
コンビニ売上全体の4分の1をたばこで占めているという事実。
たばこの力恐るべし・・・と感じました。

 

詳しくは厚生労働省ホームページ

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ABOUTこの記事をかいた人

薬局に勤める平凡な薬剤師です。 大学を卒業してから12年間、町の調剤薬局で日々患者さんと触れ合ってきました。 コミュニケーションがうまく取れず怒られることも多かったですが、 最近では「感じがいいからこっちに来た」という有り難いお言葉を頂くまでに成長。 日々、地域の方の健康のお助けをしています。 そして2歳と1歳の父でもあります。