リリカの添付文書が改定。多量に服用で痙攣発作の報告があったらしい(2月8日)




当ブログで味見に使用している医薬品はメーカーからの製剤見本や自身に処方された又は購入した医薬品を使用しています。

また、医薬品を適正に使用するために医師・薬剤師の指示は必ず守ってください

以上の注意を守らずに使用して、健康に被害が発生した場合は、当ブログは一切責任を負えません。その際、治療が必要となった場合でも使用者の責任となりますので、使用方法には十分にご注意ください。

 

こんな薬局関係の情報がありました(2月8日)

今日のトピックスを1つ選ぶとしたらやはり中医協でしょう。
診療報酬改定など今後の方針を話し合う会議です。

その他、個人的に気になったのはリリカの添付文書の改訂です。
うちリリカ沢山使っているし・・・実際に内容を読んだら安心しましたが・・・常にアンテナは高く張っていないといけないですね!

バイエル薬品 高リン血症治療薬「ホスレノール®OD 錠」製造販売承認を取得

バイエル薬品 高リン血症治療薬「ホスレノール®OD 錠」製造販売承認を取得(バイエル薬品)

透析の処方箋を受けている薬局ではよく処方がでるお薬ですよね。
顆粒とチュアブルに加えてOD錠ですか〜
OD錠の特徴は

  • 噛み砕かず、水なしで服用可能
  • 錠剤が小型化され、従来のチュアブル錠に比べ 40%、顆粒分包に対し 15%重量を減少したチュアブル

変な剤形追加は嫌いですが、これは患者さんにメリットがありそうな気がします。
箱のサイズついては触れられてないですが、きっと小さいのでは!?

もう、チュアブルは製造中止にしちゃって下さい!バイエル薬品さん!

リリカの添付文書改訂(自主改訂)

使用上の注意(過量投与)に「痙攣発作」が追加。
ちょうどファイザーのMRさんが来たので、聞いてみたら「情報早いですね~」って驚かれた。

Twitterで載ってましたよって答えておきました(笑)

メーカーのお知らせにもあるように、過量投与(1日3525mg)で痙攣発作が起きたらしい。

そもそもリリカは添付文書上では1日最高用量は600mg(神経障害性疼痛)ですからね~その6倍近い量を飲んだってことですね。

今日は中医協が行われたよ!

15日に薬価収載される品目の薬価が決定

中医協の中でも目を通しておくとよさそうなのは、

  • 薬価専門部会
  • 総会:1.医薬品の薬価収載について
  • 総会:5.外来医療(その1)について

かな?

中央社会保険医療協議会 薬価専門部会(第126回)

中央社会保険医療協議会 薬価専門部会(第126回)

議題薬価制度の抜本改革について

中央社会保険医療協議会 総会(第345回)

中央社会保険医療協議会 総会(第345回)

議題

  1. 医薬品の薬価収載について
  2. DPCにおける高額な新規の医薬品等への対応について
  3. 臨床検査の保険適用について
  4. 最適使用推進ガイドラインについて
  5. 外来医療(その1)について

2月15日薬価収載予定の医薬品はこんな感じです

中央社会保険医療協議会保険医療材料専門部会(第79回)

中央社会保険医療協議会保険医療材料専門部会(第79回)

議題平成30年度保険医療材料制度の見直しに係る今後の進め方(案)について

中央社会保険医療協議会費用対効果評価専門部会(第37回)

中央社会保険医療協議会費用対効果評価専門部会(第37回)

議題:

費用対効果評価に係る今後の進め方について(案)

塩崎厚生労働大臣会見概要(2月7日):一部抜粋

厚生労働省ウェブサイト

今回の中では介護保険に関する話題にコメントしています。

(記者)
先ほど閣議決定された介護保険関連法案について、現役の世代や一定の所得の高齢者の負担を求めるものとなっておりますが、今後の国会審議においてどのように理解を求めていかれるか、大臣のお考えをお聞かせください。
(大臣)
今回、介護保険に関しまして、特に地域包括ケアシステムを2025年に向けて構築するという中で、改正法案を出さしていただいております。御指摘がございました利用者負担の問題について、低所得者の負担は据え置いた上で、制度の持続可能性を高めるために、世代内・世代間の負担の公平、負担能力に応じた負担という観点から、様々な配慮を行いながら実施していこうと考えております。具体的には、今回、3割負担を導入いたしますが、対象は2割負担者よりも一層範囲を限定した、特に所得の高い方々に絞って、また、負担の上限額である月額4万4,400円を据え置いております。それから、一般区分の上限額を3万7,200円から4万4,400円に引き上げるということですが、1割負担のみの世帯の場合は、年間の負担が増えない水準で上限を新たに設ける、つまり、今まで3万7,200円が月々の上限だったわけですが、これを4万4,400円に引き上げるけれども、年間の上限額では、これまでの3万7,200円の12月分、すなわち44万6,400円は変わらないということで、設定させていただいているということであります。制度の持続性ということも含めて、しっかりと国会の中で丁寧に御説明して、御審議を賜って、御理解いただいて、早期成立を図ってまいりたいと思っております。

明治薬科大学 薬剤師生涯学習講座

明治薬科大学 薬剤師生涯学習講座

うちの嫁の出身校

明治薬科大学 清瀬キャンパスということで、遠いのがネックですが、講座は結構やっているみたいですね。

薬剤師生涯学習講座は、地域の人々の健康維持に寄与できる薬剤師の育成支援を目標として、多数の講師を招き集合研修を開講します。
講義はスクール形式のみでなく、ロールプレイ、スモールグループのワークショップ形式や実習などを取り入れ、
医療人としての知識・技能・態度の養成を図っています。
各講座は数コマからの講義で構成されており、受講1コマに対し1単位の認定単位(シール)を付与します。

とのことで興味のある方はウェブサイト見てみてね~

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薬局に勤める平凡な薬剤師です。 大学を卒業してから14年間、町の調剤薬局で日々患者さんと触れ合ってきました。 コミュニケーションがうまく取れず怒られることも多かったですが、 最近では「感じがいいからこっちに来た」という有り難いお言葉を頂くまでに成長。 日々、地域の方の健康のお助けをしています。 そして4歳と2歳の父でもあります。