薬局・クリニックにとっての月初はとっても忙しい




当ブログで味見に使用している医薬品はメーカーからの製剤見本や自身に処方された又は購入した医薬品を使用しています。

また、医薬品を適正に使用するために医師・薬剤師の指示は必ず守ってください

以上の注意を守らずに使用して、健康に被害が発生した場合は、当ブログは一切責任を負えません。その際、治療が必要となった場合でも使用者の責任となりますので、使用方法には十分にご注意ください。

 

薬局・クリニックにとっての月初はとっても忙しい

薬局やクリニックなど医療機関の月初はとにかく忙しいです。

大きな理由は以下の3つ

1.通常、お薬の購入が一番多くなります。

お薬の購入の請求が月末締めの90日サイトで支払う薬局が多いので
月末にはできるだけ在庫を減らして、翌月の頭に沢山お薬を買う事が多いです。

薬局の支払うお金のうち、6~7割がお薬の購入代金
残りで人件費・家賃・光熱費・リース代などを賄う感じです
(大きな病院の近くの薬局など薬代の割合が高い薬局は8~9割というところも・・・)

勤務している薬局では1ヶ月の購入金額のうち半分ぐらいが月初に発注します。

発注量が増えれば納品される量も多くなり
しまったりするのに一苦労。
毎月1日の午前中は納品やらでバタバタ・・・

2.社会保険や国民健康保険に調整報酬(レセプト)を請求しないといけません。

レセプトは原則として、月末締めで翌月の5~10日の間に請求しないといけません。

昔は紙で印刷したり、フロッピーディスクを使用していた時期もありましたが
最近ではオンラインで請求できます。

間違いなどがなければ請求自体は1時間もあれば終わるのですが

保険証の番号が間違っていたりするとエラーになって、処方箋自体を確認して間違いを訂正したり、医療機関や患者さんに確認しないといけないこともあります。

通常の業務に加えてレセプト業務は大変です。

是非とも、保険証が変更になった場合はクリニックだけでなく
薬局で処方箋を受付に出す時点で「保険証が変わりました
もしくは、「変更の手続き中です」と言っていただけると非常に助かります。

社保・国保からの入金は薬局収入の8割くらいなので、忘れたり遅れることで支払いが遅れることはあってはならないのです。
月初はできるだけ受診しないことをオススメします(スタッフがバタバタしてることがあります。

クリニックによっては月初の予約をできるだけ減らして
月の半ば〜後半にかけて受診するような体制をとっているところもあるようです。

また、MRさんもクリニックへの訪問をレセプトが終了した後(11日以降)にする人もいます。

3.その他もろもろの忙しさ

加えて、月初は卸からの請求書が届いたり、勤務時間や交通費などの書類を作ったり
雑務もたくさんあります。

ゆっくりと受診したいのであれば、月の中頃に受診するのが一番いいのではないか?と思う
やくちちでした。

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ABOUTこの記事をかいた人

薬局に勤める平凡な薬剤師です。 大学を卒業してから14年間、町の調剤薬局で日々患者さんと触れ合ってきました。 コミュニケーションがうまく取れず怒られることも多かったですが、 最近では「感じがいいからこっちに来た」という有り難いお言葉を頂くまでに成長。 日々、地域の方の健康のお助けをしています。 そして4歳と2歳の父でもあります。